プリンタメーカーK社様|クリーナーペンでの導入事例
ペン芯の素材を変更することで
クリーニング対応の幅を広げる
クリーナーペンをご採用いただいているK社様より、ペン芯の硬いクリーナーペンについてお問い合わせをいただきました。
提案の経緯
従来の方法
K社様はサーマルプリンタを取り扱うメーカーですが、エンドユーザー様がサーマルヘッド部のクリーニングを行うためのメンテナンスキットとして、クリーナーペンをご採用いただいておりました。
早速、担当セールスより詳細についてヒアリングを行なったところ、サーマルヘッドに付着する頑固な汚れをこそぎ取るペンがほしいという具体的なご要望をいただくことができました。
サーマルヘッドに付着する埃などの汚れの清掃にはクリーナーペンが適しておりますが、ペン芯がフェルト素材のため、過度な力が加わるとペン芯を損傷してしまう恐れがあります。
既存のクリーナーペンは汚れを拭き取るペンですので、こびり付いた頑固な汚れを削り取ることが難しい場合があります。
K社様では、エンドユーザー様からの印字トラブルや汚れに関する問い合わせ・クレームを解消する一つの手段としてメンテナンスキットの見直しを行う中で、頑固な汚れまで除去するクリーナーペンが必要となりました。
【問題点】
- クリーナーペンで汚れをこそぎ取りたいが、ペン芯が合っていない
改善策
解決へのアプローチ
そこで、ペン芯の素材をポリエステル繊維へ変更することで強度を上げ、頑固な汚れまでこそぎ取ることができる新しいタイプのクリーナーペンを提案させていただきました。
K社様からは、それまでのクリーナーペンの品質が保たれている点、幅広い汚れ除去に利用できクリーニング機能が向上する点をご評価いただき、ご採用いただきました。
ご導入後では、エンドユーザー様のメンテナンスでより多くの汚れが除去できるようになりましたので、ヘッド寿命が延び、きれいな印字が継続されるようになり、印字トラブルや汚れに関する問い合わせ・クレームを減らすことができました。現在では、年間20,000本程のご注文を継続的にいただいております。
改善結果
効果
これまでのクリーナーペンの品質を保ちつつ、幅広い汚れ除去に対するクリーニング機能が向上しました
◯ポリエステル繊維のペン芯を採用 → 除去できる汚れの幅が拡大
クリーナーペンとは
感熱紙用サーマルヘッドや磁気ヘッドの汚れを清掃するクリーナーペンです。サーマルヘッドの汚れは印字品質を劣化させますので、装置内部に、紙粉、塵、インクかすなどが蓄積しないようにすることが大切です。熱転写ヘッドなど、金属部分のクリーニングに最適です。ペン芯を始め、本体形状や溶剤のカスタマイズまで幅広く対応しております。